法衣袈裟の仕立て師を次世代へ|直七法衣店
1920年創業・京都 直七法衣店
仕立て師を、次の世代へ。
直七は、100年以上前から京都で、法衣袈裟を仕立ててきました。しかし、その法衣袈裟を縫える仕立て師が、いま、少なくなっています。
法衣袈裟の業界で起きていること、それに対して直七が取り組んでいること、お伝えします。
いま、法衣袈裟業界で起きていること
法衣袈裟を縫う技術は、一朝一夕には身につきません。教科書があるわけでもありません。自分の手で動かし、ときには先輩から教わり、長い年月をかけてコツコツと、ようやく一人前の仕立て師になっていきます。しかしその仕立て師に限らず、多くの日本の職人の数は、激減し続けています。
国が指定する伝統的工芸品の職人は、最盛期1980年頃の約29万人から、約5万人へ。6分の1近くにまで減りました。
理由のひとつは、はっきりしています。続けても食べていくのが難しい。だから新しく志す人が増えにくい。そうやって、技術は静かに途絶えていきます。法衣袈裟業界においても、例外ではありません。
それでも、続けたい理由
「袈裟は仏法そのもの」という言葉があります。
お寺が、仏教が続く限り、袈裟は必要とされ続けます。しかし、それを縫える人が、どんどん減ってきている。必要とされているのに、作れない。そんな現実を、なんとかしたい——直七はそう思い続けてきました。
直七が、選んだこと
法衣袈裟の需要が激減したコロナ禍、内職の多かった仕立て師は、仕事を失いました。この道を離れた人も、少なくありません。
各法衣店がその現状に手を打てないまま、直七は逆の道を選んでいました。業界では若手にあたる、30〜40代の仕立て師を、積極的に迎え入れていたのです。
内職前提で「1領あたり〇〇円」の出来高制から、売値が定められている法衣袈裟業界において、若手の仕立て師を、時給や月給で雇用し続けることは、正直なところ割に合わず、会社としては楽なものではありませんでした。
それでも今日に至るまでなんとか続け、いま、ようやく芽が出はじめています。多くの法衣店が仕立て師不足に直面するなか、直七には、これからを担う仕立て師がいます。
この先も、技術・知識を次世代へ受け継ぐため、新たな仕立て師を迎えていきたいと思っています。
仕立て師あっての、直七法衣店です。
どのように、次世代へ受け継ぐのか
新たな仕立て師を迎え続け、ご注文いただいた法衣袈裟をしっかり仕立て、信頼を積み重ねること。その繰り返しが、この技術を次世代へ受け継ぐ、唯一の道です。
仕立て師として、働きたい方へ
もし、この文章を読んでいる方のなかに——あるいは、まわりに——法衣袈裟の仕立てに携わりたい、という方がおられましたら、ぜひ直七にお声がけください。
ただし残念ながら、どなたでも、というわけにはいきません。いま直七が募っているのは、和裁士の方、または法衣袈裟の仕立て経験のある方です。
品質の高い法衣袈裟を仕立てることは、法衣店として当たり前のこと。直七の仕立て師は、みな高い技術を持っています。その輪に入っていただくには、土台となる一定の技術が必要です。
正直に申し上げて、「裁縫を趣味でしています」という方には、いまはまだ厳しく、和裁学校などでの訓練が必要かもしれません。
現状の直七としましては、まずは確かな技術を持つ方々と、土台をしっかり築く。そこから少しずつ、門戸を広げていきたいと考えています。(ゆくゆくは、法衣袈裟の学校のようなかたちで、広く仕立て師の雇用を生み出せたら——と思っています。)
法衣袈裟の技術知識、伝統文化を次世代へ受け継ぐには、なによりも「人」。どれだけAIが発達しても、最終的には「人」の力が必要です。

もうひとつの、関わり方
ここまで読んで、「何か力になれたら」と思ってくださった方がおられれば、とてもありがたいです。
僧侶寺族の皆さまは、直七で法衣袈裟をご依頼いただけますと、仕立て師の仕事や給与につながります。

またよろしければ、毎月いくらかで支援いただく形もあります。いただいた分は、仕立て師の給与等に充てさせていただきます。
※ クレジットカード払いです。
※ 解約や金額変更は、マイページからいつでも可能です。
※ 割引や特典はありません。
※ 税額控除対象にはなりません。
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