1. 法話にも使える「二河白道」
色トーンをやや落とした艶やかな色柄です。オシャレな袈裟が欲しい方、法話もできる袈裟が欲しい方、他にはないオリジナルの半袈裟が欲しい方にオススメです。
2. この世と極楽浄土
東岸は「この世」娑婆世界、西岸は「浄土」阿弥陀仏の極楽世界を表します。
3. 釈迦と阿弥陀仏
東岸では釈迦が「心を定め、白道を行け」と勧め、西岸では阿弥陀仏が「一心に念じ、浄土へ来い」と迎えています。
4. 追う盗賊や猛獣
東岸(この世)には、盗賊や猛獣などが私たちを追いかけ、引き止めようと、こう言います。「戻ってきなさい。その白道は危険で悪しき道だから渡りきれはしない。我われに悪しき心などはないのだ」と。これら盗賊や猛獣は「仏道修行の妨げになるもの」を表します。
5. 阿弥陀仏の来迎図
この二河白道は、今まさに往生する人を阿弥陀仏が迎える「来迎図」といえます。善導大師は「観無量寿経」で『煩悩にまみれた私たちでも、一心に念じれば「悟りの彼岸」に至ることができる』と説いています。
6. 水の「瑠璃紺(るりこん)」
艶のある深い紫みの紺色。仏教用語「瑠璃紺」は、仏の髪や仏国土の色とされます。あらかじめ紺に染めたものを蒸気で蒸し、やや明るく染めた色で、江戸時代に小袖の色として流行しました。
7. 火の「蘇芳(すおう)」
黒みを帯びた赤色。染料となる植物の名前で、インド、マレー半島が原産地のマメ科スオウの樹皮から色をだします。今昔物語では凝固しかけた血液の表現にも使われ、平安貴族に愛用され高貴な色でした。しだいに一般化し、紫の代用としても使われました。
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