とくとく得度|得度用品を賢く揃える、直七の新しい提案
このページを開いてくださったということは、ご自身、あるいは大切なご縁のある方が、まもなく得度を迎えられるのだと思います。
僧侶として、はじめて袈裟に袖を通す日。その第一歩に向けて、墨袈裟や黒衣、念珠といった品々を、これからひとつずつ揃えていかれることと思います。
けれど——その法衣袈裟の一つひとつが、どんな職人の、どんな手仕事で仕立てられているか。それを知る機会は、案外少ないかもしれません。
直七は、京都・東西本願寺の間で、百年あまり法衣袈裟を作り続けてきた法衣店です。一生に一度の、僧侶となる「得度」における法衣袈裟を、安心して、納得して選んでいただきたい。その願いから「とくとく得度」をご用意しました。
お申し込みの前に、四代目ナオシチとして、お伝えしておきたいことがあります。

得度とは、僧侶としての第一歩です
浄土真宗本願寺派で僧侶にならせていただくには、「得度(とくど)」を受ける必要があります。宗祖・親鸞聖人も、9歳で得度を受けられました。
ただ、申し込めば誰でもすぐ受けられるものではありません。受式までには、順を追った準備がいります。
2. 得度講習会を受ける
3. 得度考査(筆記試験)に合格する
4. 得度習礼(11日間の研修)を受ける
5. 得度を受式する
得度習礼は、京都・桂の西山別院で行われます。み教えとお勤めの作法を、寝食を共にしながら学びます。このとき、法衣袈裟や念珠、書籍などを自分で用意して臨みます。準備は、物と心の両面にわたります。
得度用品の「当たり前」を、問い直しました
得度に必要な品を一式すべて買い揃えると、これまでの一般的な金額では、約27万円ほどになります。
けれども、ひとつずつ見ていくと——得度のあとも一生使い続けるものもあれば、得度の期間だけ、あるいは数えるほどしか出番のないものもあります。そのすべてを同じように「購入」で揃えるのが、今まで当たり前とされてきました。
直七は、その当たり前を一度立ち止まって考えました。「本当に必要なものを、必要なかたちで。それぞれお一人おひとりに合った揃え方が、きっとあるはずだ」と。
職人の世界にも、お寺の世界にも、長い歳月をかけて受け継がれてきた「当たり前」があります。その多くは、先人が大切に守ってきた、かけがえのないものです。けれど中には、誰もがどこか不便を感じながら、「そういうものだから」と続いてきたものも、少なくありません。
得度用品を「ひと揃いすべて買う」というかたちも、そのひとつでした。直七は、その「当たり前」をただ否定するのではなく、ひとつずつ静かに問い直してみました。これは、これからも繰り返すべき「当たり前」なのか。それとも、よりよいかたちに変えるべきか、と。
「袈裟は仏法そのもの」とも言われます。仕立て師が心をこめて仕立てた法衣袈裟一つひとつを、一度きりの消耗品のようにしてしまうのは、やはり惜しい。末永く、大切に使い続けていただけるなら——そう考えたとき、ひとつの答えにたどり着きました。
長く使うものは、きっちり仕立てる。
黒衣や布袍は、得度のあとも、月参りや研修会で長く着続ける法衣です。だからこそ、お一人おひとりの体型に合わせて、仕立て師が一枚ずつお仕立てします。きちんと手入れをすれば、末永いお付き合いになります。

得度でだけ使うものは、借りる。
中啓や双輪念珠など、得度でしか出番のないものは、レンタルでご用意しました。一度きりのために、買い求める必要はないかもしれません。
袈裟は、ただの衣服ではありません。一つひとつを末永く大切に使い続けていただく。そのために直七がたどり着いたのが、「購入」と「レンタル」を組み合わせるという、新しい届け方でした。その結果として、下記の価格に挑戦しています。
※ 予告なく終了します
※得度講習は別途ご相談ください
レンタルと購入の分け方、サイズ、季節(夏・合・冬)
——迷ったときは、LINEでご相談ください。

仕立て師の手仕事を安売りしたわけでも、品質を落としたわけでも、価格を競っているわけでもありません。変えたのは「届け方の仕組み」だけです。
あなたの袈裟が、職人の手仕事を百年先へ伝え継ぐ。
袖を通す法衣袈裟一つひとつに、仕立て師の、長い年月をかけて磨かれた熟練の技術が詰まっています。
しかし、法衣袈裟を縫える仕立て師は、時代の移ろいとともに、年々静かに、そして確実に減り続けています。「法衣袈裟を縫う」という仕事があってはじめて、技術は次の世代へと伝わっていきます。
担い手がいなくなれば、百年をかけて受け継がれてきた手仕事も、そこで途絶えてしまいます。
「とくとく得度」で仕立てた法衣袈裟を、末永く、大切に着ていただくこと。それは、仕立て師が誇りを持って仕事を続け、その技術が次の世代へと受け継がれていく、大切な一歩となります。

得度は、年に何度もあります
得度講習会・得度考査は、おおむね5月・6月・9月・10月・11月・1月。得度習礼は、6月・8月・9月・10月・12月・2月・3月。得度は特定の季節だけのものではなく、年間を通じて受けられます。「思い立った今」が、準備を始める時です。
ただし、それぞれに申込締切があります。多くは1か月前。希望の日程が先に埋まることもあります。
そして法衣は、体型に合わせて仕立てます。状況によっては一から仕立てるため、相応のお時間をいただきます。手のいい仕立て師に頼むためにも、得度を決めたら3か月以上前のご相談をおすすめします。
※最新の日程は本願寺派の公式情報でご確認ください。日程のご相談もLINEで承ります。
得度用品一式
得度で必要なものは全16品。各品目の内容と、購入 or レンタルの区分をご確認ください。
ランクUP:合夏用「吸汗速乾」/ 合冬用「柔艶」
ランクUP:合夏用「吸汗速乾」/ 合冬用「柔艶」
ランクUP:合夏用「マナードポーラ」/ 合冬用「マナードウール紬」
ランクUP:京姫(国産・綿100%の上質足袋)
墨袈裟の結び方は、動画でご覧いただけます
得度習礼では、墨袈裟の「威儀(いぎ)」を自分で結びます。文章だけでは伝わりにくいため、直七の公式YouTubeチャンネルで手元の実演動画を公開しています。事前に手を動かして練習しておくと、当日も落ち着いて臨めます。
墨袈裟「大威儀」の結び方
墨袈裟「大威儀」の結び方2
墨袈裟「小威儀」の結び方
その他の着方・畳み方動画は 直七法衣店 公式YouTubeチャンネル で随時更新しています。チャンネル登録で、役立つさまざまな動画をお見逃しなく。
よくある質問
入所の日まで、そばで支えます
得度習礼の行き帰りは、大きな荷物を抱えての移動になります。行きは朝のラッシュと重なることも多いです。直七で得度用品一式をご購入いただいた方には、前日にお泊まりいただくホテルや、当日の西山別院までの交通手段のご相談にも応じます。
万が一、入所日の点呼で足りないものが見つかったときも、直七でお求めの方に限り、西山別院へお届けするなど、できる限り迅速に対応します。一人で抱え込まず、まずはご相談ください。

ご相談・お申し込み
体型による法衣の寸法、生地の違い、すでにお持ちのお下がりがあるかどうか——得度用品の準備は、お一人おひとり異なります。
「何から手をつけたらいいか、よくわからない」。それで当然です。どうぞ、一人で悩まないでください。
直七では「売っておしまい」はいたしません。LINEで直接お話をお伺いし、本当に必要なものだけを、一緒に丁寧に整理していきます。
一生に一度の得度。その晴れの日を、不安なく、心から晴れやかに迎えていただきたい。それが私たち直七の、一番の願いです。
そして、その法衣袈裟のおかげで、仕立て師の手仕事が次の世代へと受け継がれ、百年先まで続いていくこと。あなたの第一歩が、その伝承の大切な一歩となることを、心から願っています。
はじめの一歩から、その先のずっと先まで。直七は、あなたの僧侶としての歩みに、これからも寄り添わせていただきます。
得度をもっと知りたい方へ
まず読む
・得度:受式までの流れと概要
・得度用品一式のご案内
準備のお悩み別
・前日におすすめの宿泊施設4選
・冬場の得度習礼の防寒
・白帯の締め方
・白衣の畳み方
先輩僧侶の声
・法衣袈裟インタビュー 釈優希さん
