希少な最高級の国産正絹「新小石丸」
希少な最高級の合冬用黒衣をお探しの方へ。美しい光沢と品のある艶で、年間生産量が限られている最高級の国産正絹です。
・軽く柔らかな肌触り
・美しい光沢と品のある艶
・絹本来のしなやかなライン
・生地にコシありシワの回復力
※ 10-5月頃の合冬用として
素材
国産正絹 新小石丸 100%
新小石丸の歴史
現代日本において出回る正絹のほとんどは、中国ブラジル等の海外産です。しかしこの新小石丸は、極上の国産正絹を使用。正絹地のなかでも一線を画しています。新小石丸は、どのように生まれたのか。それは、半世紀以上前のことでした。
養蚕業衰退と新小石丸
国産明治時代には主要な外貨獲得産業として、日本近代化の礎を築いた養蚕業。しかし1929年の世界大恐慌による海外市場の喪失や、絹の代替品・化学繊維の普及により、養蚕業は衰退します。また日本の蚕は外来種に比べ飼育が難しく、一つの繭から取れる生糸の量が少ないことも、養蚕業衰退に拍車をかけました。
それに伴い、いかに絹を大量生産するかに主眼が置かれ、より画一的な、生産性重視の蚕へと品種改良されました。その結果、着心地の良さが軽視され、重たい絹や、すぐに擦り切れる絹が普及します。日本古来の素晴らしい絹が、姿を消そうとしていたのです。
小石丸増産と新小石丸
宮中装束等で使われていた日本古来の蚕種「小石丸」も、時代の流れを受け昭和期の一時、飼育中止が検討されます。しかし当時の皇太子妃 美智子様のお言葉により「正倉院 宝物染織品復元10ヵ年計画」が発足され、小石丸は増産に成功します。 さらに群馬県碓氷(うすい)の養蚕所など、一部の民間養蚕農家にも小石丸が手渡されました。
この「小石丸」と群馬県産の「二・一」を掛け合わせた「新小石丸」という生糸の育成に成功します。これにより生産量は僅かながら、一般にも手に入るようになりました。
幻のロイヤルシルク「新小石丸」
このような歴史を経て生まれた、極上国産の新小石丸。「幻のロイヤルシルク」とも呼ばれ、 軽く柔らかな肌触りで、かつ、コシがありシワの回復力にすぐれています。また、染め上がりが美しく光沢があるので、絹本来のしなやかなラインがうまれます。正絹の白衣・布袍・黒衣・色衣等ご検討の際はぜひ、ご相談くださいませ。
※参考寸法は、ページ下欄「サイズ表」をご覧ください
※お手入れは、ページ下欄「洗濯修繕」をご覧ください
※ご注文時「身長・体重・ウエスト」を備考記載ください
直七は据え置き価格でオーダーメイド
直七法衣店では大量生産ではなく、皆様それぞれに合った寸法で誂えております。皆様に気持ちよく法衣を着ていただくため、また、縫い子さんの仕事を絶やさず次世代にその技術知識をつなげるためです。
※標準寸法ほどであらば、お値段据え置き、既製品と同価格です。ただし、次の寸法の方は、追加料金をいただく場合がございます。
男性:身長185cm以上 または ウエスト90cm以上
女性:身長170cm以上 または ウエスト85cm以上
寸法について
参考寸法:ページ下欄「サイズ表」をご覧ください
ご注文時:「身長・体重・ウエスト」を備考記載ください
ナオシチにおまかせください
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