文様の意味を「ご縁」に
「そのお袈裟、銀杏の柄なのですね」
檀家門徒さんに尋ねられたとき、そこにお袈裟を通した一つの「ご縁」が生まれます。直七法衣店が大切にしているのは、そんな仏縁となる、物語のある意匠です。
銀杏(いちょう)に込めた願い
古来より雄然と立つ銀杏の木。火難除けの「燃えない木」として、また数百年、数千年と命を繋ぐ「長寿・繁栄」の象徴として、私たちを見守ってきました。
扇形の葉が幾重にも重なり合うこの意匠には、「仏法が広く、後世まで絶えることなく伝わっていくように」という切なる願いを込めています。
法話の種を育む「銀杏」の智慧
この輪袈裟は、ただ美しいだけではありません。銀杏は別名「公孫樹(こうそんじゅ)」とも呼ばれます。祖父が植えた実を孫の代で収穫することから名付けられました。
「私たちが今、お念仏に出会えているのは、先人たちが何代にもわたって繋いでくださった、目に見えないお育てのおかげなのです」
そんな報恩感謝の物語を、この文様とともに語り継いでいただければ幸いです。
季節の情景を映す3つの色彩
日本の夏に馴染む、清涼感あふれる3色をご用意しました。
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水縹(みはなだ): 涼風を運ぶ、透明感のある美しい水色
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柳染(やなぎぞめ): 芽吹く若葉のように、優しく馴染む薄緑
夏を涼やかに、品格を損なわない「べた紗」
夏の法務において、涼しさは必須です。しかし、僧侶としての品格を保つためには「透けすぎ」も避けたいもの。
こちらの銀杏輪袈裟は、通常の紗よりも密度を高めて織り上げた「べた紗」を採用しています。風を通す爽やかさは維持しつつ、透けにくい落ち着いた重厚感を実現しました。
略畳袈裟と本畳袈裟と略畳袈裟
こちらの銀杏輪袈裟は、中がジャバラ状になっている「本畳袈裟」と、二つ折の「略畳袈裟」の2つの形状があります。
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