法衣のお手入れ【ご自宅編】
「大切な法衣、末永く使いたい...」
そんな僧侶寺族のみなさんに、日常のお手入れや、早めの予防・修繕が大切です。
少しの気づかいで、法衣袈裟をより永く使っていただけます。わからないことは、ナオシチにご質問ください。
法衣のお手入れ【ご自宅編】
1. カビ
衣桁(ハンガー)に吊るし、湿気をとります。
- 日陰で
- 風通しのよい
- 半日ほど 吊るしてください
条件に当てはまらないところでも、法衣カバンに入れっぱなしよりマシです(笑)
まずはどこかに吊るして「おつかれさま」と法衣を休ませてあげてください。
2. シワ
①で湿気をとった後、アイロンをかけます。
- 当て布をして
- 「中」くらいの温度で、様子をみながら
- やさしく かけてください
何度もかけ擦ったりすると、生地が傷む可能性もあります。
伸びきらないシワは、ナオシチにご依頼ください。
3. 首回りの汗
タオルで軽く叩き出してください。
- 乾きタオルと湿らせタオルで挟むように
- やりすぎ注意!
- 正絹は水に弱いので、さらに注意!
あまりやりすぎず、1シーズンごと/一年に一回、洗濯修繕の定期検診。
ナオシチにご依頼ください。
4. 紐の付け直し
腰部分で結ぶ紐が取れてしまったときなどの、紐の縫い付け方です。
あくまで応急処置として、ガチガチに縫い付けないでください。
・生地が傷む
・手間=お金がかかる
まず、針穴がたくさんあいたりと、生地が傷みます。
さらに、ナオシチで修繕するとき、慎重に糸を切る手間がかかります。
手間がかかるということは、人件費がかかり、みなさんにご負担がいくことになります。