オリンピックと讃仏偈【朝から超宗派】仏教編 #51 讃仏偈 概要

袈裟職人 直七法衣店 四代目とまなぶ「朝から超宗派!」

今日は仏教編 #51「讃仏偈 概要」
浄土真宗本願寺派 加藤学先生から学びました。

https://youtu.be/9tbhUXFUE0k

讃仏偈とは

讃仏偈(さんぶつげ)は浄土真宗本願寺派の呼び名で、真宗大谷派「嘆仏偈(たんぶつげ)浄土宗では「歎仏頌(たんぶつじゅ)」と呼びます。

日常読まれる機会も多いメジャーなお経です。

オリンピックと讃仏偈

そんな讃仏偈を、今日のご講師である浄土真宗本願寺派の加藤学先生は「オリンピック」と絡めてお話しされました。
テレビで、オリンピック選手の幼少期の映像を見て出演者が話される場面を想像してください。

柔道で金メダル

ある柔道家が金メダルを取りました。その方の幼少期の秘蔵映像「ちびっこ柔道王」を見ています。
「憧れの選手は誰ですか?」とリポーター。「〇〇選手です。ぼくも〇〇選手みたいにオリンピックに出て金メダルを取りたいです!」と幼少期の柔道家。

それから努力に努力を重ね、オリンピック出場のチャンスを得て、ついに夢叶い金メダルを取りました。

法蔵菩薩にも当てはまる

この柔道家の話は、今回の「讃仏偈」にもつながります。
讃仏偈は「法蔵菩薩(ほうぞうぼさつ)という修行時代の阿弥陀様、つまり仏になる前の「菩薩」=悟りを求める人間のときのお話です。

師匠を褒め称える法蔵菩薩

讃仏偈は、法蔵菩薩が師匠である世自在王仏(せじざいおうぶつ)を褒め称えるところから始まります。
「わたしもあなたのような仏様になりたいです。そのためにはどんな苦しい修行にも耐えます」法蔵菩薩は世自在王仏に言います。

讃仏偈は過去の物語

そしてついに法蔵菩薩は「阿弥陀仏」という仏となります。その過程が描かれた「讃仏偈」。つまり仏となられた後の、過去の物語。
師匠の世自在王仏を褒め称え、私も仏となると誓い、さまざまな修行をされた物語です。

加藤先生はこの物語を「柔道家の幼少期からの話」にたとえ説明されました。

私たちをすでに救ってくださっている仏

讃仏偈の最後には、法蔵菩薩は仏となっています。今すでに仏となられ、衆生である私たちの口から「南無阿弥陀仏」となっておってくださる。
すでに私たちは仏様のお救いの内にいるといえます。完璧でない私たち、怠けたりときには悪いことをしてしまったり・・・

そんな私たちも救ってくださる。そのことに気づかせてくださるのが、浄土真宗の教えともいえます。

いっしょにゆっくり学びましょう

「わかるだけが学びではない」「本質を問い続ける」直七大学では宗教・職人や社会問題などさまざまな学びから、みんなで本質を問い続けます。

いっしょにゆっくり学びましょう!合掌

▼【朝から超宗派!】仏教編 #51 讃仏偈 概要
https://youtu.be/9tbhUXFUE0k

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