誤解されがちな「他力」について考える|他力シンポジウムのご案内【直七大学】
「他力本願」の誤用
「他力本願」という言葉、多くの方が一度は耳にされたことがあると思います。他人の力を借りて自分の望みを叶えていく人の姿を見て「あいつは他力本願だ」といった表現を聞いたこともあるのではないでしょうか?ですが、それは間違った使い方だとされているんです。
「他力」とは?
間違った使い方が浸透している「他力」という言葉。本来は浄土教において阿弥陀仏のご本願のお力のことを指し、特に浄土真宗では大切にされている教えです。
ですが、その本当の言葉の意味を知っている方はどれほどいらっしゃるでしょうか?そして、阿弥陀仏のご本願とはどういう意味でしょうか?「他力」とは、実は考えれば考えるほど難しく、奥深い言葉なのです。
4名の登壇者
そこで、今回のシンポジウムでは「他力」について有識者のみなさんと、オンラインでとことん考えてみたいと思います。ご登壇いただくのは
(1)石田一裕先生(大正大学非常勤講師)
(2)藤村潔先生(同朋大学非常勤講師)
(3)中村玲太先生(真宗大谷派教学研究所助手)
(4)西河唯先生(龍谷大学非常勤講師)
の先生方です。
3つのテーマ
シンポジウムでは
①他力とは何か?
②他力本願の誤用について考える。
③「生かされている」とよくいうが、それは他力にあたるのか?
といったテーマを中心に進めて参ります。また、YouTubeのコメント機能を通して、参加者の皆さまからも広く問いを募りたいと考えております。
11月28日は親鸞聖人のご命日
特に、11月は「他力本願」という教えを著してくださった親鸞聖人のご命日(亡くなられた日)である報恩講のシーズンでもあります。この機会に「他力」という言葉を学んでみたい方、問いを共有しみんなで考えてみたい方、是非ご参加ください。
イベント概要
【日時】11月24日 20時30分〜21時30分
【場所】オンライン(YouTubeにて配信します。どなたでもご視聴・コメントいただけます)
【詳細】
https://www.youtube.com/live/omLx3xbmptA?si=krINA4HmI1ZyOu6k